負け犬の遠吠え

2004年4月10日 読書
ISBN:4062121182 単行本 酒井 順子 講談社 2003/10 ¥1,470

最初に言いますが、レビューではありません。(汗
これから読んでみたい本なのです。

とあるHP、そこにこの本の話題が出ていた。
彼女は一度結婚していたが離婚し、その後は独身らしい。
キライキライと言いながら覗いてみたいのが人間、
というものなのか、
読む度にツッコミを入れたくなりながら私はそこを見てしまう。(笑)

彼女に誰かがこの本を「親切にも」貸してあげたそうで、
彼女はそれでたぶん気分を害したと思われるんやけど、
「興味が無い」という言葉で片付けた。
ただ、彼女には「一度結婚した」というプライドがあるらしく、
ずっと独身の人とは違って、自分は結婚できないわけではない、
と言いたげに見れるのです。上から見下ろす視線。
彼女が元某綺麗と言われがちな職業であったことをやたら主張する、
というところにもその視線を感じる。
(決してデカイからというだけの理由ではなく)

その後、そこには独身と思われる女性が何人かレスしたけれど、
私から見て「そやから遠吠え、って評されるねん」
というような意見ばかり。片意地張ってる感じ。
私もそうだったからこそ、
自分の嫌なところを覗いているような気分になる。

実際、ええ歳で独身でいる女性には、
世間の風当たりがキツイこともいっぱいある。
結婚できた人がエライってことはもちろんなくて、
身の丈に合った人を見つけられた、ってものなのかもしれないし。
でも、独身でいることについて彼女らは語りすぎるキライもある。
本当に独身生活を楽しんでるって言えるかな?
それはそれで楽しい、というのは分かるけれど。
今の生活レベルを落としたくない、とかいう表現も聞くけど、
それが果たして一番大事なことなんやろうか。
ブランドバッグを買ったり、高いレストランへランチに行ったり?
自分で働いたお金を、自分へ投資する、とかも言うけれど、
それは本当に独身でなければできないことやろうか。

知り合いが結婚するって話を聞いた時、
「ちっ、つまんねー」って心の中で舌打ちしてません?
心から祝福するっていうのは相手によるやろうけど、
ちょっと置いてかれたような気分になったりしません?
私はあるけどなぁ。
それでもって、そういう自分が嫌だったりしたけどなぁ。
だからと言って、結婚自体を焦るっていうのは違うと思うけど。

本当に主義として、独身を貫いてるっていう女性、
そういう人ってほんとに稀なんじゃないでしょうか。
実際の話。
女性に限ったことではないですけどね。

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