過去の栄光

2004年4月7日
綺麗に年を重ねるって理想やけど難しい。
結構いるのが、自分が一番素敵やったと自分で思ってる時期、
その頃に流行ったスタイルを捨てられない人。
朝、電車の中とか会社の近くで見かける人の中にも数人はいる。

カッチカチのソバージュにムースで固めて、
肩パットがきっちり入ったジャケット。
いつも綺麗にしてるけど、一体どれぐらい前の流行やろう。
その上、その髪の一部を三つ編みに編みこんでみたり。
40歳はたぶん越えているやろうと思うその人は、
20年ぐらい前にカワイイって言われた格好をしてるのかも。

また別の、会社近くでみかける人。
こちらは40代〜50代かなぁ。少なくともそう見える。
黒系が勝った化粧、マスカラもアイラインもばっちり。
眉もくっきり。茶髪。
冬でも夏でも黒い編みタイツを履いて、
身長140cm台かと思われるけど10cmヒールを履いてる。
そして小太り。
顔からして、きっと昔は綺麗やったんかもしれないけど、
その年齢で黒っぽいお化粧は、余計に老けさせるものがあるし、
黒いタイツはかえって足の存在を際立たせると思う。
どーんと、ここにありますよ、って感じ。
その昔、脚が綺麗やって言われてたんかもなぁ。

で、自分はと言うとお粗末なモノなんやけども、
流行に乗らないといけない、とか言ってるんじゃなくて、
客観的に似合うもの、不自然じゃないもの、
そういうものをせめて時々は確認しないとあかんのでは?
って思う。
毎年毎シーズン、どんどん身の回りのものを買い揃える、
そういうことは私の経済状態では無理やけど。

例えば自分に似合うからって定番にしてる口紅の色、
色の系統は同じでも、毎年質感の流行は少しずつ変わる。
それにどの服にもその口紅ってわけにもいかない。
(意外とそういう人もいるけど、せめて2色ぐらいは要るんじゃ?)
顔も年を取る。
アイライン無しでは顔がぼけたりもしてくるし、
チーク無しではどうにもこうにも疲れて見えたりする。
リップもライナー無しでは辛くなってくる。

歳より若く見られたいってのはやっぱりあるけど、
若く見られたからと言って、じゃ何歳に見える?ってなると、
実際の年齢とそうは変わらない。
あんまりにも若く言われる人っていうのは、
大抵は小柄な人が多い。若いっていうより子供に見える。
でも、近くで見るとかえってギャップを感じてギョっとなったり。

歳相応に自然。実はそれが一番難しいんよねぇ。

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