この間の日記に「精神的な病気にかかる人は5人に1人」
らしい、というのを書いたけど、実際そうやと思う。
私には親族に重い病気の人がいるし、鬱病の人もいる。
だから、実際に病気がどんなものかを少しは見てるから、
それが色んな形があるんやって少しは知ってるから、
病気を必要以上に恐れることが無いかなぁって思う。

たぶん昔よりも、そういう病気が認知されてきてるだろう反面、
鬱病の人は自殺してしまうんや、
とかもう重いバージョンで想像してしまうとこもあるのかも。
確かにそうなってしまう人もいるんやけど、
色んな症状があって、その重さも人それぞれで、
スレスレで病気かどうかって人もいっぱいいるんやないかな。

私も一時期、病気まで行ってたのかどうかは分からないけど、
少なくともすごく「鬱的」な状態になってたんやな、
って自分で思い返すと思い当たる時期があった。
何とも言えない焦燥感。倦怠感。
眠れないけど眠い、疲れが取れない、食べられない。
何も手につかないけれど、じっとしてられない。
でも、その原因となってることは外せない。
「逃げてはいけない」というより、離れることが想定できない。
あの感覚、もう二度と味わいたくないけど、
そういう考え方になってしまう素養が自分にはある、
って自覚してることは大事かもしれへん。

今日電話で、まさに今鬱な状態の人と話をした。
その人は自分でそうだって分かって病院へ行き、
入院したそうで、すごく楽になったって言ってた。
病院でいることが辛かったりはしないのか、
って聞いたら、そんなこと全然無いって。
ごはんが美味しいし、薬のせいかよく眠れて、
原因になったことから物理的にも離れられて良かった、と。

その人は、以前、親しい友達から、
「頑張ったらあかんよ、頑張ったらー」って言われて、
それはすごくいい言葉だったんだそうな。
その人のこと、よく分かって言ってくれたんやろうし。
お見舞いに来て、「自分に全部任せとけばいいから休め」
って言ってくれた人も。実際そうしてくれてるって。
それは病気になったからとか、そうでないからでなくて、
前々からそう言ってくれてた人たちだったけど、
やっと委ねて甘えられる気持ちになったみたい。
そのきっかけができて良かったなぁ、って思った。
病院にかかること自体を自分や家族がためらうこともあるし。
本当は、他人からどう思われるとか言ってる場合じゃないのに。

励ます時に「がんばれ」ってよく言う。
それは、心が大変な状態の人に一番言ってはいけない。
それが今ではすごくよく分かる。
もう十分頑張ってるから。
他の人から見たらどうかは分からないけど、
本人はいっぱいいっぱいやから。

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